エッセイ

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諏訪和慶によるギターや音楽に関するエッセイ。いくつかのエッセイではオーディオまたはビデオ・サンプルが視聴できます。

音価と計量記譜法、タクトゥス|テンポについて その1

アレグロ、モデラート、アンダンテ、アダージョ、ラルゴ等普段から見慣れているテンポ・マーク(速度記号)はそれぞれ実際にどれだけ速い又は遅いのかを見定めるのはとても難しいと思います。エッセイ・シリーズ「テンポについて考える」…

黄金のポリフェーモ(ブリンドル)とギターのなぞなぞ(ロルカ) 27年世代 その5

イギリスの作曲家、レジナルド・スミス・ブリンドルのギター作品「黄金のポリフェーモ (El Polifemo de Oro)」はロルカの詩「ギターのなぞなぞ」にインスピレーションを受けて作曲されました。ロルカはギターのサウンドホールの中に、…

ドゥエンデの理論と役割 - フェデリコ・ガルシーア・ロルカ 27年世代 その4

ドゥエンデは社会的地位とも教育水準とも国籍とも関連が無く、勉強や修行で習得出来るものでもない、人間の血の中にある特殊なもの、しかもなかなか顔を出さない厄介なものなのです。そしてロルカは知性、ひらめき、…

レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサとフェデリコ・ガルシーア・ロルカ 27年世代 その2

ギターリスト、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサと詩人、フェデリコ・ガルシーア・ロルカは1920年3月に 「レシデンシア・デ・エストゥディアンテス」で知り合いました。1936年にロルカが亡くなるまで16年間続いた二人の芸術家の友情は、…

レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ 27年世代 その1

「ヘネラシオン・デル・27(27年世代) 」はとても興味深い近代スペインの文化運動で、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサも多大な貢献をしました。このエッセイ(とその続き)はマエストロ・レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサと「ヘネラシオン・…

マヌエル・デ・ファリャ:ドビュッシー墓碑銘のための賛歌 27年世代 その6

このエッセイではマヌエル・デ・ファリャがギターの為に作曲した唯一の作品「ドビュッシー讃歌」や彼のグラナダの文化との非常に密接な繋がり、フェデリコ・ガルシーア・ロルカ、アンヘル・バリオス、クロード・ドビュッシーとの友情について取り上げます。