フランシスコ・タレガ:マリエッタ(マズルカ)

​マリエッタとは

フランシスコ・タレガの作品には愛情や親しみを込めつつ自分の子供達や親しい友人を音楽的に描写したものが多くあります。それらの作品のいくつかはタレガの親しい友人たち(生徒やパトロン)に献呈されています。

題名のマリエッタとは1885年9月13日にバルセローナで誕生したタレガの娘、マリーア・ロサリーア(María Rosalía)、通称マリエッタ(Marieta)のことで、この作品はタレガの親しい友人サンティアゴ・ジスベルト氏(Santiago Gisbert)に献呈されています。

 

タレガのマズルカ

エッセイ「フランシスコ・タレガ:アデリータ (マズルカ)」と同様、このマリエッタもポーランドの民族音楽マズルカ(マズレク)に基づいている訳ではなく、ショパンが発展させたロマン派的で自由なクラシック音楽のジャンルとしてのマズルカをベースにしている事が、「レント」というテンポ指定(通常マズレクは遅くない)や、マズルカの特徴的なリズムが不在な事からも推測出来ます。