Pulso a Pulso(プルソ・ア・プルソ):芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート

Pulso a Pulso(プルソ・ア・プルソ):芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート

現在も活躍されている名ギタリスト荘村清志氏や56歳という若さで亡くなられた巨匠渡辺範彦氏と並んで1947年生まれの三羽烏と呼ばれた芳志戸幹雄先生が亡くなられて早20年が経ちました(享年49歳)。残念ながら私が芳志戸先生に師事したのは師が亡くなる直前のほんの短期間だけでしたが師から受けた影響は私の人生を一変させてしまう程大きなものでした。

芳志戸先生の第2世代の愛弟子である樹神功・中村公樹両氏を中心とする『Pulso a Pulso(プルソ・ア・プルソ)』という定期演奏会の一環として今年は9月3日に芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサートが東京オペラシティ近江楽堂にて開催され、私も応援参加させて頂きました。当日は多くの方々にお越し頂き本当に感謝しております。

芳志戸先生のレッスンを受けられた方はほぼ誰しも師が目の前で紡ぎだすフレタの音に衝撃を受け、ギターの世界に深く心酔した経験があると想像します。この「Pulso a Pulso - プルソ・ア・プルソ」とは、弦を一つ一つ爪弾く様を表したスペイン語で、恩師芳志戸幹雄の目指した音世界に一歩一歩近づけるよう願いを込め、一つ一つの音を大切にしたいという思いが込められています。

芳志戸先生は『聖母マリア頌歌集』や『ドイツ・タブラチュア(ドイツ・ルネサンスの4つの小品)』など中世・ルネサンス音楽からのギター編曲や武満徹や三善晃といった日本を代表する作曲家とのコラボレーションに至るまで多岐にわたって意欲的に活動されました。この追悼演奏会では三善晃が芳志戸幹雄師の為に書き、1985年にリリースされたCD『「黒の星座」〜三善 晃:ギターの為の作品(MIKIO HOSHIDO PLAYS AKIRA MIYOSHI)』により初演された『ギターのための五つの詩』や1974年に師と荘村清志氏のジョイント・リサイタルの為に書かれた『二台のギターのためのプロターズ 遠景より無景へ』や、芳志戸師自らの作品の一つである『タラントス』、師の編曲による『ドイツ・ルネサンスの4つの小品』、師がこよなく愛したダウランドの『メランコリー・ガリアード』など、ギターリスト芳志戸幹雄に関連の深い作品の数々が演奏されました。

 

曲目

  • ジョン・ダウランド(諏訪編):「メランコリー・ガリアード」
  • 作者不詳(芳志戸編):「ドイツ・ルネサンスの4つの小品」
  • アンヘル・バリオス:「ロサリオ・デ・ラ・アウロラ(夜明けの歌)」
  • スカルラッティ(中村編):「ソナタ K.162/L.21」
  • ソル:「アンクラージュマン」
  • サティ(クリスヴィック編):「ジムノペディ第1番」
  • 武満徹(佐藤紀雄編):「ヒロシマという名の少年」
  • ラヴェル:(中村編):亡き王女のためのパヴァーヌ」
  • 芳志戸幹雄:「タラントス」
  • アルベニス(プジョール編):「コルドバ」
  • 三善晃:「五つの詩」
  • 三善晃:「プロターズ」

 


 

pulsoapulso(樹神功先生のブログ)芳志戸幹雄ホームページで当日の模様が掲載されています。

 

没後10年追悼演奏会については芳志戸幹雄ホームページに掲載されています。

 

芳志戸幹雄ホームページの「メモリアル」に芳志戸幹雄先生の貴重な写真の数々が掲載されています。三木理雄、アリリオ・ディアス、アンドレス・セゴビア、ホセ・トマス、ナルシソ・イエペス、荘村清志、三善晃、武満徹、濱田滋郎との写真など(敬称略)。

 


写真提供:折居尚様のご厚意に感謝しております。

ギャラリー: 

芳志戸幹雄とホセ・トマス(José Tomas) 芳志戸幹雄2 芳志戸幹雄3 プルソ・ア・プルソ:芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート プルソ・ア・プルソ:芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート:諏訪和慶 プルソ・ア・プルソ:芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート:中村公樹・樹神功 プルソ・ア・プルソ:芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート:中村公樹 プルソ・ア・プルソ:芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート:樹神功 プルソ・ア・プルソ:芳志戸幹雄没後20周年追悼コンサート:諏訪・中村・樹神

コメント

ご無沙汰しています 存じませんでした 帰国されていらっしゃったのですね   いつか また 機会がありましたら。

コメントありがとうございます。ご無沙汰しています。そうなんですよ。こちらこそいつか機会がありましたらよろしくお願いします!

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